Jun 13, 2011
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政府の拉致問題対策本部のホームページ(HP)に、新たに北朝鮮による中国人の拉致被害者に関する記述が加えられたことが20日、分かった。政府は中国人被害者の存在を公式には確認していないが、北朝鮮に影響力を持つ中国が拉致被害の「当事者」であることを指摘することで、拉致問題解決に向けた協力をさらに引き出す狙いがある。
記述は4月、HPの拉致問題を解説した文章に付け加えた。海外の拉致被害者の存在や可能性に触れた上で、「北朝鮮から帰還した韓国人拉致被害者などの証言では、中国人などの拉致被害者も存在するとされている」と指摘した。現在は日本語版だけだが、近く中国語版も公開する。
中国人の拉致被害者をめぐっては、大韓航空機爆破事件の実行犯、金賢姫元工作員(49)が、自身の中国語教官だった女性について「マカオから拉致されたと聞いた」と証言した。
この女性は1978年7月に失踪した元宝石店店員、孔令●(こうれいいん)さん=拉致当時(20)=とみられている。
また、韓国紙、朝鮮日報などによると、北朝鮮は約10年にわたり、中国との国境地帯で、脱北を手伝うブローカーら中国人約200人を拉致したとされる。
拉致被害者「救う会」副会長の島田洋一・福井県立大教授は「一般の中国人に自国民の拉致問題があると知らせ、解決を求める声が出てくることが重要で(中国人拉致の記述は)その一助となるだろう」と指摘する。拉致対策本部のHPはhttp://www.rachi.go.jp/
●=貝を2つ横に並べて下に言
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東京電力福島第1原発の半径20キロ圏内に設定された警戒区域に置き去りにされた犬と猫を保護するため、都は20日、環境省からの要請を受けて、都動物愛護相談センターの職員6人を派遣すると発表した。
環境省は今月13日付で各都道府県や政令市、中核市に対し、ペット保護のための人員派遣を依頼。他の自治体に先駆けて、都が支援に応じた。同省によると、警戒区域内にいる犬と猫の総数は不明だが、狂犬病の予防接種を受けた犬は約5800匹いるという。
都福祉保健局によると、職員は21日に福島県に向けて出発。22、23の両日、防護服を身につけて2時間ずつ警戒区域に入る。おりを設置して捕獲するほか、人に慣れていて近づいてくるような犬や猫を保護し、福島県に引き渡す。
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冷却水が失われ、原子炉に入っていた核燃料の大半が溶け落ちたとして、「全炉心溶融(メルトダウン)」とほぼ断定された東京電力福島第1原発1号機。大量の溶融燃料が圧力容器を突き破って漏れ出すイメージが先行する「メルトダウン」だが、専門家は「深刻な状況ではあるが、燃料はすでに冷やされ、大量漏洩(ろうえい)の危険性は低い」と分析する。「メルトダウン」の定義が曖昧で誤解を招くとの指摘もある。(原子力取材班)
◇
「メルトダウンが、炉心の形状を維持せず、圧力容器の下に崩れ落ちているというのであれば、それで結構」
東電は1号機の状態について、初めてメルトダウンであることを認めた。
「メルトダウン」という用語を有名にした米映画「チャイナ・シンドローム」(1979年)では、米国の原発がメルトダウンすれば高熱の核燃料が地球の裏側の中国まで突き抜ける−という冗談が語られ、そのイメージが一般に定着してきた。
今回の事故後、経済産業省原子力安全・保安院は「燃料が溶けて下に落ちる状態」と定義したものの、実は正式な用語ではない。
大阪大学大学院の山口彰教授(原子炉工学)は「映画のように、溶融した燃料が圧力容器を突き破って外部へ漏れ出す状態を想起する人もいるだろう。定義が曖昧で、誤解を招く可能性もあるため専門家はあまり使わない」とする。
保安院は、炉心損傷の深刻さに応じ、焼き固められた燃料本体(ペレット)を覆う被覆管が溶ける「炉心損傷」、ペレットも溶ける「燃料ペレット溶融」、ペレットや被覆管で構成する燃料集合体の形状が維持できなくなり溶けたものが原子炉の下部へ落ちる「メルトダウン」に3分類するが、その区別は困難だ。
では、燃料はどれくらい溶けたのか。東電は、燃料の熱で1号機の圧力容器下部には複数の微細な穴が生じ、燃料の一部が漏出した可能性があるとしているが、実態はよく分からず、2、3号機もメルトダウンの可能性が指摘される。
米スリーマイル島原発事故(79年)では、燃料の約45%が溶けたが、炉内の状況が確認されたのは約10年後だった。
山口教授は「圧力容器の下部に水があり、温度も安定している。溶融燃料が連鎖的に核反応を起こす臨界状態になる可能性は低く、底が抜けて大量の燃料が漏れ出すとは考えにくい」と指摘している。
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